日常の景色に、静かに差し込む色の層。

水野文菜の作品に初めて触れたとき、そこにある色は、単なる色彩ではなく、光や時間の気配をまとっているように感じました。やわらかさと緊張感、存在と余白が静かに同居するその佇まいに、自然と視線が引き寄せられます。

2025年7月、3rdpartyの1周年の節目にあわせて開催した個展「COLORS」。

「COLORS」

Artist’s Statement



"色を見る、ひかりを見る"

制作中に繰り返し頭に浮かんだ言葉です。

私は、あるものとないもの、相反するものの境界線を大切に制作してきました。
すべては通り過ぎる永遠だと思っています。

今回、3rdpartyさんのご提案で初めて立体的なパネルを用いて制作しましたが、立体でありながら、質量をもった空間のように表現しました。支持体には、作品と空間がやわらかくつながるように和紙をメインに用い、
光をやさしく吸収するような色合いと質感に、視覚で触れていただけたらと思います。